水曜日

 2日間ずっと曇りだった。でも今日は雲の間に太陽が覗いていた。夜もそんな感じで、久しぶりに星をみた。最近星を見る暇なんてなかった。
でも久しぶりに見てなんか和んだ。





午前12時過ぎ。





箱根にある電車はもう既に終電を向かえて、電車のさけびの声はもう無い。
車の通りも無くなり、森の静寂さが戻っている。
部屋からのぞく箱根の山は旅館や街灯の光で輝いて目立っているので意外と明るく感じる。


でも、なんか寂しい。


杏仁はこの風景を見たときの気持ちと同じものがあったような。
   そうだ、私は一回大晦日浜崎あゆみのカウントダウンコンサートに行くため銀座で宿泊していたときのこと。
コンサートが終わってホテルで何時間か休んで車で東京の街をドライブ。
浅草や明治神宮以外は賑やかだったけれど日本橋や銀座に行くとなんと車の数が少ないし(タクシーもほとんどいなかった!)人通りも少ないのである。
私は始めて美しいドレスを着た東京が脱いでみすぼらしい姿をみた。
こんなに人が住んでいないことに改めてドーナッツ化現象を知った。



そして今日眺めた箱根の山のように何か寂しいというより・・・・なんて表現したらいいか・・・